日常生活においてさえ絶えず心配、用心を怠れない世相となって来ました。個人としても民族としても自らを鍛え直す厳しい時代が到来したと言えましょう。何事であれ、問題解決の第1歩は、まず「その問題を直視する」ことであります。いかに耐えがたくとも、「現実を見据えて目をそらさない」ことが古今東西における「問題解決の鉄則」です。
 今、我々個々人は「自立心」あるいは「自助の精神 ― self-help」をもって自分を鍛え自ら努力するしか道はないのです。そして自分を鍛えるということは、精神的苦痛や抵抗を乗り越えて、感情や欲望の制御力を養い未経験の分野にも正面から挑戦できる「意志力」を作り上げていくということに尽きるのであります。
(詳細は「設立趣意書 p.1」参照)
 意志力を高めるためには訓練が必要であります。そして意志力が決して天与のものでなく、訓練すれば向上するということ、意志力こそは鍛えれば強くなり、鍛える道があるということをこの際強く認識しましょう。
 精神的苦痛や抵抗を乗り越えるために大きな助けとなるのは、小さな目標達成を連続させることです。たとえ小さな目標であっても「目標達成の喜びと充実感」とが次の目標への自信となり、達成意欲をかきたてる源泉となるのです。
 いきなり大きな目標を立て、始めからそのために長時間を費そうという気負い立った姿勢をとることは、三日坊主のもとです。
(詳細は「設立趣意書 p.2」参照)
※ 規則的な身体活動から遠ざかっていた方は道場主からの継続のコツをご覧下さい。
 心の鍛錬は体の鍛錬と並行して行われてこそ効果の上がるものです。そこで、”意志力道場ウォーク”が奨励する意志力鍛練法として最も適した運動はウォーキングです。それは老若男女全てにとって日常生活の中で「いつでも、どこでも、誰でも、一人でも」実行可能な運動であるからです。さらにやり方によっては心肺機能を強化し、脳梗塞や糖尿病のような生活習慣病の予防に役立つばかりでなく、積極的には持久力(全身持久性)を高める効用を持つことは今や広く認識されています。
 このようにウォーキング等の日々の運動を通して小さな成功を積み重ねて、「ある目的のために、一日という枠の中で、どちらかと言えば少ない時間をひねり出す努力を習慣化する」ことがキーポイントになります。
(詳細は「道場としての特徴」参照)
 ”意志力道場ウォーク”では、修行の記録を残すために個人のページ【マイページ】をご用意しています。毎日の運動の記録を登録することはもちろん、その日の体調やその日あった出来事などが記録できる日記欄もあります。また、「目標達成の喜びと充実感」を得られるよう、意志力鍛練の場格(段位)として6段階を設定しています。
 意志力鍛練の道は長い道のりです。途中何度もくじけそうになることがあるでしょう。そんな時にマイページの記録を読み直すなどして、あなたが歩んできた道のりを振り返ってみるのもいいでしょう。
 ”意志力道場ウォーク”はあなたの修行を見守り、修行が成功することをお祈りしています!